米みそとは、米に糀菌をつけて熟成させる方法です。麦みそは米の代わりに麦に、豆みそは豆に糀菌をつけます。これは基本的に何が多く収穫できるかというところから地域差が出ている面白いものなのです。 まず、豆みその代表といったら、名古屋のきしめんに使われる赤だし。丸新の赤だしは米みそですが、赤だしは本来豆を多く使用して造られています。豆が熟成すると出る成分によって色が黒くなるたまり同様、赤だしは色がかなり黒く癖のある味になります。 九州・四国地方では麦みそが中心です。焼酎でわかるように、やはり米より麦が採れる地域だったからです。麦みそは、比較的色が黄色から白っぽく、甘い特徴があります。 関西から信州にかけては米味噌です。麦や豆よりも米が多く収穫されたり、取引されたという歴史があるからだそうです。信州の米みそは関西のそれと比べると塩分が高く辛めの味ですが、関西のみそは糀が多く、甘めという特徴があります。 それぞれあじがあって、どのお味噌も美味しいですが、やはり自分の食べなれた味、母の味が一番ですね☆ |