湯浅醤油 L-ドーパ含有ムクナ味噌汁 
  東農大とFD共同開発

湯浅醤油は15日、東京農業大学と共同研究したフリーズドライ(FD)味噌汁「純真ムクナ味噌」を発売した。
これはパーキンソン病の治療薬にも使われるドーパミンを補う成分L-ドーパを含む「ムクナ豆」が2g入った粉末味噌汁で、1袋当たりL-ドーパ60㎎が定量摂取できる。同社の味噌ソムリエがカツオ、昆布、椎茸のだしと粉末味噌、粉末ムクナ豆を絶妙のバランスでブレンドした化学調味料不使用のフリーズドライ味噌汁だ。
ムクナ豆は「八升豆」とも呼ばれるインド原産のマメ科蔓性植物で、ドーパミンの素となるL-ドーパ含有量が植物の中でずば抜けて多い豆だ。
L-ドーパとはパーキンソン病の治療薬にも使われ、ドーパミンを体内で作り出すために有効とされる成分で、ムクナ豆には、L-ドーパと同じ成分が約4.5%含まれている。だが、ムクナ豆は石のように固く、生食には向かない上、水分を含むとL-ドーパが酸化して消滅するため焙煎後に粉末状にして商品化した。
同社の新古敏朗社長は「若年性パーキンソン病の友人がおり、ムクナ豆味噌を作って食べれば元気になるのではと考えた」と、東京農業大学古庄律教授と21年から打ち合わせを重ね、22年の研究を経て今回発売した。中脳の黒質にあるドーパミン神経細胞が壊れ、作られるドーパミンの減少から発症するパーキンソン病と闘う人に、ムクナ豆入り味噌汁を日常的に摂取してほしいと語る。
世界のパーキンソン病の有病率は1990年から2015年にかけて2倍以上に増え、高齢化に伴って15年の690万人は40年に1420万人へ倍増すると推定されている。(社会医療法人柏葉会柏葉脳神経外科病院調べ)。超高齢化社会の日本でも同病患者数の増加が予想されるため、湯を注ぐだけで簡単にでき、飽きずに毎日食べられる味噌汁を提案する。1袋10g・10袋入り、税込み2484円。(深瀬雅代)(本文より)

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