2026年4月29日のわかやま新報さんに宇宙醤油プロジェクトについて掲載していただきました。

以下本文より
湯浅醤油の麹菌が宇宙へ
今秋ロケットで打ち上げ
湯浅町に湯浅醤油(有)(新古敏朗代表)は、今秋、同社のしょうゆ造りに使用する麹(こうじ)菌を米国のスペースX社のロケット『ファルコン9』の人工衛星に搭載し、宇宙へ送る。
麹菌を約2週間、宇宙に滞在させ、帰還後はその麹菌を用いて新しいしょうゆを仕込み、宇宙環境が発酵に与える影響を検証する。しょうゆ醸造に使用する麹菌が宇宙へ行くのは世界初。
宇宙環境を経験した麹菌が、宇宙でどう変化し、しょうゆにどのような可能性をもたらすのかを探るのが目的。
人工衛星への搭載は、宇宙バイオ実験を手掛ける(株)IDDK(東京都)に委託して実施される。
湯浅醤油は1881年(明治14年)創業の老舗『丸新本家』のしょうゆ部門であり、伝統的な木桶醸造を守りながら、新たな挑戦をする。
地上に帰還した麹菌は、解析が行われ、帰還した菌と地上の菌を比較し、香りや酵素、発酵速度などの変化を調べる。宇宙環境を経験した麹菌で造られた醤油は、限定商品として発売される予定。
しょうゆの歴史は約800年前、僧侶が中国から和歌山へ金山寺味噌の製法を持ち帰ったことにさかのぼる。同社は、当時の航海が現代の宇宙進出に匹敵する挑戦であったとし、今回のプロジェクトについては、人類が月や火星で切らす日が訪れた際、しょうゆを『故郷の味』を楽しむための食文化の礎にしたいと考えているという。
